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事例紹介(設立発起人:藤崎潤ホームページより)

慰霊祭や芸術祭等において、体験談や遺品、史料、調査等についてのご報告や戦争体験の継承の為に展示解説を開催しています。

昨年平成27年に行われた神戸市北区戦没者慰霊祭では、改訂し製作しなおした年表、祈念冊子、遺品、アルバム写真、軍事郵便等を展示致しました。

また、神戸市北区内に点在する、忠霊塔や忠魂碑の実態を把握する為に、事前調査を行いました。併せて各自治体毎の御英霊の数等も調査、それをパネル化したものを展示いたしました。

戦争体験の導入としても、更に知識を深めて頂くためにも、見やすく理解しやすい展示会を開催していきたいと考えております。

生徒の皆さんのお一人お一人には必ず、4人の祖父母、8人の曽祖父母が必ずいらっしゃるわけであり、それは私を含め全ての人もそうであるように、そう遠くない先祖・先人の全て方々が何かしらの形で、先の大戦で壮絶な体験をされている事を軸に、お話をさせて頂いています。

事前の調査とその資料、遺品等を持ち込み講座をさせて頂いたのですが、

遠い白黒の歴史としてでしか戦争を知らない若い世代に対して、

導入・興味を持つ上で、映像や遺品、資料等、目で見て実際に感じ取れるモノの重要性、世代に併せた講座内容の重要性を改めて感じさせれました。

本書『伝えたい、大沢町出征兵士からのメッセージ』では、戦後出版された、戦争に関する書籍にある専門的な記述は控えめにし、戦争下を生き抜いた我々と同じ大沢町民の方々お一人お一人を中心に据え、戦争に関する検証を行っています。

 

提供して頂いた品から得た情報を整理し、戦争でおじいさん達は『何を見』『どの様な思いをし』『どうして命を落とさなければならなかったのか』『どのような思いで帰ってこられたのか』、おじいさん達が伝えられなかったメッセージを代弁者として、皆さんにお伝えしたいとの思いからまとめています。


本書では、提供頂いた資料等より『南洋・海戦編』『東部ニューギニア編』『ビルマ編』『シベリア抑留編』と、大きく分けて四編に分け事例研究(ケーススタディ)を行い、其々の場所で語りかけてくる、大沢町出征兵士からのメッセージを皆さんにお伝えしています。

 

また戦後、町内で執り行われた慰霊や戦地巡礼、銃後を守り大澤村を守った方々についても触れ、大沢町全体としての戦前・戦中・戦後・現代までの歴史を一貫して見て取れるよう編纂しています。

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