兵庫県遺族会
青年部について
昨年、平成28年10月29日に青年部設立総会が執り行われ、正式に兵庫県遺族会に新たに青年部が設立されました。
現在、男女性別問わず、20代から、70代までの幅広い世代、150名以上の方が参集頂いております。また兵庫県下にとどまらず、今は県外で家族が兵庫由来の方々からの入会も承っており、今後も共に青年部を創って下さる方を広く募集しています。
孫やひ孫の皆様、また御英霊を守っておられる皆様、ぜひ賛同を頂いて、御英霊や諸先輩方の思いを次の世代へ繋いでいくためにも、これからも私達で遺族会活動を続けていきましょう!


青年部役員紹介

北浦 基広
部長
所属遺族会支部:たつの市
年齢:50歳
趣味:神社巡り
私の祖父は、フィリピンのルソン島で戦死をしました。大東亜戦争で日本国の為、家族の為に自らの命を懸け戦って下さった英霊に心から感謝しております。
私たちは、豊かな日本しか知らない世代で、完全な平和呆けしています。急速な国際状況の変化のなかもっと危機感をもたなければいけないと思います。
そんな中、父から遺族会の活動や高齢化の問題があり10年後はどうなるのか?などの話をききました。会の存続と発展の為には、孫や曾孫の世代が参加して継承していかなければならないと思い、青年部に入会いたしました。

高垣 忠明
副部長
所属遺族会支部:神戸市垂水区
年齢 54歳
趣味 釣り
― 旅行会社で勤務していて感ずること ―
祖父や曽祖父が日本の為、家族の為に戦った。ましてや日本とアメリカが戦争をしていたことすら知らない若い人達が、グアム島やサイパン島、フィリピン等へ海外旅行に出かける中、グアム・サイパンで5万人、フィリピン全島で52万人もの日本人が戦没した事等近代史を知らない若者に、こういう事実をしっかり伝え残していく事が、戦没者への供養となるのではないでしょうか。

荒堀 修一
副部長
所属遺族会支部:尼崎市
年齢:昭和36年生まれ 57歳
趣味:スキー
私の祖父は、ボルネオ島で戦死しました。
祖母より、戦争に向かう祖父との別れの話をほんの少し聞いただけで、当時の詳しい様子はわかりません。
戦後70余年を迎え、戦争遺産に関わる仕事に一部携わる機会が有りました。
いろいろな方の話を伺い、当時の様子を垣間見る中で、戦争の記憶が風化する前に記録し、戦後100年の未来に伝えて行く必要があると感じておりました。
そんな中、青年部が設立される事を知り、青年部の活動を通じて戦争の記憶を伝え残していかねばならないと思い、青年部に入会いたしました。

藤崎 潤
副部長 兼 事務局長
所属遺族会支部:神戸市北区
年齢:35歳
趣味:歴史探訪、カフェ巡り
私は曾孫でありながら、つい最近まで先の大戦や御英霊方についてその多く知りませんでした。
ですが、地元慰霊祭や遺族会の方と共に御英霊に手をあわせる事を通して、少しずつですが祖父母や地域について知るようになりました。
御英霊の御霊を先輩方が70年以上もの歳月を脈々と守り伝えてこられたこそ今の遺族会があり、それ自体がありがたく貴重な事と思います。その先輩方に倣い、野末の露となられた英霊のみこころを継ぎ、御英霊の方々の由縁を、先輩方の想いを、日本人として、過去と未来との懸け橋として皆さんと共に次代へ伝えていきたいと考えています。
地元神戸北大沢町にて戦争体験継承活動を行っています。
聞き取りや調査等を行い、冊子や学校講座等を通して先の大戦の事、御英霊や曾祖父母、地域、自分達の家族について知って頂きたいと活動を行っています。
継承活動ホームページ
役員の中では30代と若いですが、更に若い方や同年代と共に青年部を盛り上げることが出来れば、何よりの喜びです。

松尾 恭子
監事
所属遺族会支部:神戸市須磨区
昭和48年生まれ
趣味 ヴィッセル神戸、日本史、読書、音楽、乙女ゲーム
フィリピンに向かう玉津丸は魚雷にて沈没、自分の子どもが生まれたことさえ知らぬまま死んでいった祖父。
多くの犠牲者がいる事実を伝え残していくことが供養になると考えます。
遺族会青年部を一緒に盛り上げていきませんか?

今後の取組(目的と事業)
目的
青年部は、戦没者遺族の福祉の増進、英霊顕彰、戦没者遺族青年間の相互協力をはじめ、戦没者遺族に関する調査研究並びに研修、交流会等を実施することにより兵庫県遺族会の円滑な世代交代と英霊顕彰等の継続を図ることを目的とする。
事業
青年部は、前条の目的を達成するために次の事業を行う。
ア 英霊顕彰に関する事業
イ 福祉増進に関する事業
ウ 組織活動に関する事業
エ 調査研究に関する事業
オ 研修に関する事業
カ その他必要と認める事業

設立後しばらくは青年部としての組織づくりを中心に活動を行い土台作りを目指しています。
その後、上記事業内容を柱としてそれを実現し、更に促進していく為には、
戦後70年以上を迎え、より具体的な事業『青年部として+α』が必要ではないかと考え、現在、青年部において広く意見を募り、検討中です。
是非皆様には参加して頂き、共に青年部を創って行きましょう!!